目に見えない何か。。

目に見えないものを仕事にしていると、なかなか理解して
もらえないようなところもあります。

で、も。

人間って、理解したいんですよ。
少しでも、見たい。

だって、誰も、人間のこと判っていないから。

肉体のことでも、まったく同じ素材を用意できたとしても
人間が作れるわけでもないですし。

医療が行きつくところ、
本当の成果が上がっているのであれば、不老不死の
世界になっていてもおかしくない。

老化は遅らせることは出来るかもしれないけど、不死は
どう？
それ以前に、疾患はどう？改善された？
世の中、健康な人であふれているのかしら。。。

また、
科学や医療の限界を、逆手に取るようなスピリチュアル商売も
どうかと。

両方が、両方を否定していてもはじまらない。

人間は、なんなのか？
が、判らなければ、
ちょっとだけ、マシになるような、付け焼刃のその場限りの・・・
になってしまう。

で、人間は、なんなのか？

ですが、これは。。。
目に見える・・・というか、感知できる範囲でしか、理解することは
できません。

その能力は、もともとは備わっていたはずなんです。
けれど、過酷な外界からの刺激によって、自分を守るために
鈍くなったりします。

それでも、強ければ痛みを伴いながらでも、感知し続ける人も
いるかもしれません。

殆どの人は、それは辛すぎるので、鈍く感じなくなるように変化します。

でも、そうすると、自分のことが益々わからなくなる。

私ってなんだったっけ？？？
と、魂的路頭に迷ってしまう。

すると、益々不安になるので、それを切り捨てようとします。

自分の感知できる範囲以外のものは不安でしかないからです。
範囲の外のものは、『はじめから無かった』ことにします。

自分の理解できないものは、理論的に説明できないものは
この世に存在しない。。。

そうしておけば、安全に暮らせます。（と思っています）

でも、この宇宙には自分が感知できないことのほうが、多いはずで、
暗黒物質のことでさえ、説明のできない空論になっていたり。。。

光より早いものはない。
と言われていることも、光より早いのもを、私たちが捉えることが
出来ないだけだとしたら？？

ここで、話を、ぐっと小さく個人に戻しますが。

自分の個人の感覚で、感知できるものもごくわずかで。
物質で目に見えないもののほうが、多いのかもしれません。

狭い認識の中で、私たちは頭を悩ませ、苦しんだりします。
大概は、視点を少し変えることによって、気付きが起こります。
個人の枠を、少し変えたり、大きくしていくことも出来ます。
（これには、それなりの自己練習（？）も必要なのですが）

それが私の仕事です。

言葉にすると、その説明は、何か違うものになってしまう。
人間もそうです。

私のことを説明しようとすると、はっきり言えないんですよね。。。
と、おっしゃる方も数名。。

セラピストさん・・・
だけじゃないですよねぇぇ。

肩書に収めると、違うものになってしまう・・・
その感覚を、きっとおもちなんだと思うんです。

違う・・・というのは、実在を知っていなければ違うと
判断できません。

なので、私は、まー呼び名は何でもいいかぁぁと思っています。

人間自体が、この現実世界では、理解できない存在。
別の次元からは、良くわかるかもしれませんね。
（それを手伝うのが、瞑想だったりもします）

「説似一物即不中」（せつじいちもつそくふちゅう）
と、南嶽の言葉があります。

ググると、説明がたくさん出てくると思いますが。

簡単に言うと、
南嶽が偉いお坊さんのところへ行って、
（それまでも修業積んでいましたが）
『おまえは、何だ？』
という問いに、
（ここで、名前とか、肉体とか、答えたら、違うことぐらい
判りますよね）

迷い、悩み、向き合って、8年後にようやく
「説似一物即不中」と回答すると、
おし、合格！となったそうです。。

言葉にすると、違うものになってしまう、どんな言葉でも
ぴったり捉えることのできないもの。
それが判るまで8年です。

どんな説明も違う・・という感覚は、
はっきりと、その存在を理解して会得できていなければ、
違うという確信はやってこないからです。

人間の作った言葉では、
人間を作った世界のことを完全に説明は出来ない・・・
ということなのかもしれません。

そこで、言葉以外の・・・
何かで、私たちが心を通わせることが出来る・・・
ということも、現実には存在すると思います。

暖かくなるような。
守られているような。
安心するような。

理論的に説明は、無理ですけどね！(笑)

目に見えない、何かです。。